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早いもので、もう3月。ギャラリートークも3点めの紹介となります。なかなか思いを文に書き出す間にあっという間に一ヶ月たってしまうものです。絵はちがうものの深いところでは同じ思いで作った作品ですので、バックナンバーも合わせてお読みいただけるとうれしです。また今月も随時書き足していきます。気長におつき合いください。

橋本尚美より

今月は、この『seguire』を紹介します。

またイタリア語なのですが、英語でいうfollowなのですが、日本語タイトルでは「つづく」としました。

MARCH 2001 "seguire"

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先月までの話で、「チューブのようなもの」や梯子のように2つの世界をつなぐもののイメージなどについて少しふれましたが、今月の作品はそのへんのことをより具体的に描いてみたものです(逆の順に紹介した方がよかったかも)。神話のイメージについても書きましたが、とりわけ神話が好きというよりは、先史時代の洞くつ画や神話がもつ世界観をあらわしたような単純なメッセージ性のある図や文様や記号のようなものに「絵」としてとてもひかれるのです。自分もシンプルに表現していこうと思っています。(つづく)
更新がだいぶ遅れました。いやいや、ギックリ腰になってしまいました。版画家、特にリトグラフをする人間がいちばん恐れるものです。気をつけねば。とりあえず今後のためにも、また怪我の巧妙となるべくしばらく小品づくりに励みたいとおもいます。
さて。今回は「チューブのように二つの世界を繋ぐもの」へのあこがれです。「チューブ」の中は純粋になにか新しい世界へ向かったり、吸い寄せられたり、流されたり、ともかく過渡している姿でいられる気がします。変わってゆきたい気持ちと変わることに躊躇する気持ち、また変わらざるを得ない状況。でも、視界が変わっていくことで救われる気になる部分もあると思います。それでも包み込んでいる存在に浸っているという変わらない視点。いろんな視線がとびかって自分を見つめながら、そのチューブのむこうにある世界がみえる予感がします。