Go >> gallery/talk This Month
Go >> Backnumber Index
 
   No.18・ JUNE 2002
 

"SUONO"
<< 音 >>

ed.15,42cmX57cm,
lithograph ,1997

橋本尚美へこのサイトやコーナーの意見・感想を送る

6月1日(土)

 なんとなくじめじめした空気の予感。しかしリトグラフ刷りには最適な季節なのです。版も乾き過ぎず(版を湿らしておく必要がある。冬は暖房、夏はエアコンで乾きやすい)、紙もかすかに「しんなり」してインクの乗りがよい。刷ってる本人もまだ熱さに閉口することもない。ということで、日々制作しています。さて、今月は音楽のおなはしです。

 昨日オーチャードホールで、ヨーヨー・マとマーク・モリス・ダンス・グループのコンサート見てきました!Inspired by Bachの無伴奏チェロ組曲第3番とあのへんてこりんダンスが生でみられるとあって、大枚はたいたけど、とても楽しかった。でも、ヨーヨー・マのコンサートというよりはMMDG featuring YOYO MA という感じで、そのせいかちょっと空席がめだちました。もったいないなー。しかし、W杯開催記念だそうで、ロビーに「馬友友」の直筆サインいり公式ボールが飾ってありました。・・。ううむ。

 そんなわけで、音楽を楽しんで帰ってきてから、今月の絵をセレクトするにあたり、迷わず『SUONO(スオーノ)』を選びました。右下に楽器を持ってる人が3人いて、まん中のは、ちゃんとチェロを弾いてるでしょ。しかし、この作品自体にまつわる記憶があまり蘇らないので(?)、音楽の話をしながら記憶を取り戻したいと思っています...。(つづく)


6月9日(日)

 がんがん製作中!のはずが先週は風邪ひきさんとしておとなしく過ごしていました。しかし家にいても(ふだん仕事してても家にいるけど)TVはW杯ばかりだし、あんまり楽しくない。やっと今日は展覧会をみに出かけたりしました。

 音楽と言えば、もともと聞くのは好きです。自分で演奏するのは幼稚園の時にピアノ教室をやめさせられて以来ほとんど縁がありません。カラオケも好きではありません。でも、聞くのは好きだし、それぞれの時代ごとにお気に入りの歴史もあります。

 何といってもレコードジャケットが好きです。今はCDカバーというのかな。アルバムの中の曲がよくてもジャケットが気に入らないと決して「お気に入りアルバム」にはなり得ませんでした。どっちかというと中身がよくなくても、ジャケットが良ければ買います。家にそういう聞いたら酷かったけどジャケットは好きなCDが積み重なっています。もちろん、観賞用ですけど。(つづく)


6月18日(火)

 風邪がだらだらつづいてたので、ひさびさにプールにいく。周りでも風邪ひきさん(特に咳)が目立つので、みなさまもお大事に。

 最近は、CDがほとんどですが、私がまだレコードジャケットに関わる仕事をしていた頃は、まだ本当に「レコードジャケット」もありました。しばらくCD、カセットともに共存していたものの、後半はすっかり姿を消してしまったので、最近のアナログディスクの登場をみると、うらやましくなります。もちろんCDジャケットはその歌手/演奏者の作品の一部でしかありませんが、「レコードジャケットデザイン史」なんていう講議があるなら、重点的にとりあげるべき巨匠デザイナーもいたり、なかなか楽しい世界です。先週書いたことと違ってきてしまうけれど、ディスクにこめられた音の世界を抽出するだけでなく、その画面と音が反響しあうようなジャケットは、やはり記憶にのこる。なぜか音も記憶にのこる。私の作品は私の頭の中と反響しあっているのか、などと考えながら、大型CD店でひたすらジャケットを眺めたりします。(つづく)


6月24日(月)

 梅雨寒です。3週続けて風邪ネタで恐縮ですが、ほんとーに長引きます。咳もアブトロニックいらないぐらい腹筋が痛むほど出ます。しかもこの寒暖差のある日々。ほぼ2週間棒にふりました。ほんとに流行ってるようなので、とりあえず、規則正しい生活をしたいです。

 今月は最初に書いたとおりに、この作品を作っていた時の記憶がなかなか甦らずに、作品に関するコメントがなかなか書けなくて困っています。が、さすがに毎日じぶんでもサイトをながめ続け月末にもなると、多少のことが思い出されてきました。たしか学生時代の作品をのぞけば、人物が登場する始めての作品ではないかと思います。(・・と書いて、作品ファイルで確認してみる・・)おお、やはりそうでした。なので、ちょっとこわごわ(?)な感じもします。今日この作品をみた感想は耳の穴をのぞきこんだみたいな気がしたのですが。音がはいりこんで、頭の中でひろがって共鳴しているようなイメージです。最近描く人物とはだいぶ違うと思いますが、そういえば、この人物をかくまでにすごい数のスケッチを何枚も、というより何冊もしたのを思い出しました。それほどのものか、という声が聞こえてきそうですが。ともかく人物を書くのが相当苦手だったようです。でも、そのだいぶ前から書いてみたかったんでしょうね、たぶん。と、まるで他人事のようですが。


付記。

結局、作品についてほとんど書くこともなく一ヶ月すぎてしまいました・・・。もちろん、この作品に思い入れが足りないとかそういうことでは全くないです。念のため。この作品のあとは、時々人物が作品に登場するようになったし、ある意味では記憶に残る「通過点」でありました。