gallery talk 今月の一枚
 No.55 July 2005

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"Si incontrano per la strada"

<<道で会う>>
ed.40, 9cm x 9cm, etching, 2005

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7月1日(金曜日)

 一年もう折り返しとは。もう年賀状の準備でも始めないといけないかもしれない。今年前半の反省をこめて(?)今月はgallery talk開始55ヶ月目にして初めて銅版画をもってきました。銅版画家の友人に用意してもらった版にその場で下書きもせずに描いて刷ってもらったもので、文字がひっくりかえってしまった。

 文字を裏返しに書くのは、わりと得意だと思っていたのでこういう単純な間違いをして少なからず悲しかったのだけど、そもそも言葉遣いも間違っていた。。その前に描き損じも多々あるのだけど、こういう勢いで作ってしまった作品は、それはそれで楽しいと思った。タイトルはまたもやイタリア語で直訳すると「彼らは道で出会う」です。

 普段のリトグラフでつくる作品とちがって、このグラフィック・ノベル系の作品は銅版画もけっこう向いているかもしれない、と思っていたのでした(なので友人が試しに体験させてくれたのだけど)。せっかくなので、少しがんばって銅版画も学んでみようかなあ、と思っているところです。

 今月は、4月の絵本のグループ展にだしたこれらの作品を東京ビックサイトでおこなわれるブック・フェアにカゼット出版さんのブースのご厚意で参加させていただく予定です。今月もよろしくお願いします。夏ばて注意。(つづく


7月11日(月曜日)

 先週後半は、 ブログにもあるとおり東京国際ブックフェアにずっといっていました。今までいったことなかったけど、すっごい人ですね。会期初日にリャマちゃんが連れ去られてしまい、実はけっこう悲しかったのですが、でもたくさんの人が来て、どんな人が作品に興味をもってくださるのか(そして興味をもたないのか)など、なにかと「ふむふむ」な4日間でした。作品気に入って「サイトみますね」といって下さった方たち、どうもありがとうございました。

 ほんとはそんな「サイトみてみますね」というご厚意に先回りすべく、今回の展示にあわせてサイトのグラフィック・ノベル(本)部門を強化しておくはずだったのですが、ちょっと夏休みの宿題としたいと思います。

 けっきょく会期中も、配布用のポストカードをプリンターで刷りまししたり、左の作品をアレンジしたオリジナルTシャツを作ったり、結構よけいなこと(?)をいろいろして、肝心のプリント・ポートフォリオの作品発送の準備がずるずると遅れてしまいました(今も、合い紙をつけて余分を切り落としている作業の休憩中)。

 これは、諸外国の20人の版画家がエディション24枚分の作品をもちより、交換しあうというものです。20人なのに24枚なのは、2組はスポンサーに、あとは、9月にベルリンである版画イベントで展示したり、アメリカの大学とかポーランドの美術館に寄贈されたりするらしいです。EMSをつかえばアメリカまでなら3,4日でつくと踏んでいたのですが(実際、こないだ送った版画はパリまで3日で着いた!)、先日のロンドンのテロにより、空港でのチェックがきびしく通過が長引くかな、とちょっとびびりだしてきました。そんなわけで、荷造り作業にもどります・・。なんかバタバタしていて、とっても大事なロックンロール・スライドショー@中野サンプラザのチケッツ発売日が昨日だったのもわすれてしまっていて(もちろん先行予約は申し込んだものの連敗中だった)、そんな自分にびっくりした。・・作業にもどります。ううぅ。(つづく)


7月18日(月曜日)

 梅雨もあけたような暑い毎日ですね。夏本番に備えかき氷器を新調しました。前のは電動ですごくうるさかった。先週でイタリア語教室も夏休みに入り、ちまたが夏休みになるまえにエピソード3も見たし、まわりは勝手に夏休みになれ、というところです。今年は(も)バカンスせず過ごす予定。

 イタリア語教室は夏休みの間にたいてい学力低下してしまうので、本を読んだりネットで現地のラジオを聞いたりしようと思うのだけど、やはり学力低下のいきおいを食い止めるのはなかなか難しいですね。今はクラスメイトが貸してくれたアレッサンドロ・バリッコ(「海の上のピアニスト」の原作者)の「絹」という中編小説を読んでいるはずなのだけど、半分から先いっこうに進みません。。夏休みを前にレンタル延長願いをして「今年中に読めなかった返すね」ということで了承を得ました。と、いいながら土曜日にアマゾンに注文していたハリー・ポッターの新作がとどく。前作に比べかなり短かめのようだけど大長編には変わりない。こちらも辞書をひきながら1年ぐらいかけて読み終わるといいです。

 先週心配したとおりアメリカへ送った版画は発送当日にフライトにのってるはずなのに、まだ現地の郵便局についてないらしい。つまり空港でチェックが滞っているということなのだろうか。間に合わなかったらどうしよう。びくびく。しかし、ほんとは作品と一緒にアーティスト・ステイトメント(制作意図などのコメント)のような文を添えなくてはいけなかったのに、英作文が間に合わずにあとでメールで送ればいいやと思いながら、そっちも出来てない。夏本番を前にしてすでに夏休み終了間際なのに宿題出来てない気分。

 幸いまたパリのイタリア人の人が作品を追加で買ってくれた。今回も、もちろん私も素早く作品を梱包し発送しているのだが、彼女は作品をうけとるまえにきちんと支払いをすませてくれる。会ったこともない、どこの誰かもわからない遠い国のアーティストとその作品を信頼してくれていることだと思うので、お金以上にとってもうれしいものだと思う。イタリア語のメールでは込み入った話もできてはないのだけど。

 この夏は、読書をしつつも、制作に十分な時間をとって、がんばらなくてはと思うのでした。(つづく)


7月25日(月曜日)

 昨日は生まれて初めて50mプールで泳いだ。一応のろのろとそれ以上泳ごうと思えば泳げるのだが、足が着かない深さのプールはこわいのでずっと敬遠していたのだ。外出先のかえりにプールに行きたいとおもって、単に地の利で選んだいつものプールではないところだ。で、最初あまりの水深にとってもびびったのだが、50mは泳げるんだと自分に言い聞かせて(そこまでがんばる必要もなかろうにと思いつつ)なんとか泳いできました。なかなか気分がよいです。

 毎年、夏はあついからリトグラフをするのが大変だと文句をいってきましたが、夏はいつもの工房でなく自分のアトリエで好きなだけエアコンをかけてがんばればよいと気がつきました。でも、そうするといつもの工房に行く用事がなくなってしまう・・と思っていたのだけど、のんびり銅版画でも手習ってみようかと、遅まきながら思いつきました。ちょっと細々とたまっていた用事も一段落したので、すこしじっくりがんばってみようと思うのでした。でも、たいてい夏は毎年「今年こそ」と同じようなことをいってるかもしれない。まあ地道に積み重ねていかなくては。

 そんなわけで、文頭の50mプールデビューは気分的にも、ささやかなチャレンジスピリットがうまれてよかったです。チャレンジといえば、先週は出かけて帰ってきたら冷蔵庫のドアがなんとすこし半開きで、中の牛乳とかチーズがほぼ常温になり半日以上放置されていたのでした。おなかは丈夫な方ですが「もしかするとこれはチャレンジかもしれない・・」と思いました。でも、やっぱり普通にたべました。別に大丈夫でした。

 さらにもう一つ。先週トイレットペーパーを買って、うちに帰ってからよく見たら「ホットケーキの香りつき」とありました。まだ開けてないのだけど、よく匂いをかいでみたら、たしかにほのかにメープルシロップの甘い香りがします。・・うーむ。はたして12ロール使い切れるのでしょうか。(つづく)