No. 66 - June 2006
gallery talk 今月の一枚


"Trasparente" (トラスパレンテ)

ed.15, 35cm x 26cm,

Lithograph and Woodcut, 2002年制作

6月1日(木曜日)

 ★お知らせ★町田市立国際版画美術館の市民展示室にて「2005年度 講座受講生作品展」に出品しています。6月4日(日)まで。

 展示名のとおり、同美術館が主催した講座での作品の発表会です。私は受講した「版画のための製本」講座は、講師の方も私が一度手ほどをお願いしたかったF先生だし、まさに私のために開かれたような、といっても過言ではないほどピンポイントな講座でした。そこで制作した「カルメラさんの普通の一日」という銅版画の手製本を一緒に制作した方たちの作品と一緒に展示しています。ほか、版画4版種(銅版画、リトグラフ、木版、シルクスクリーン)の各講座受講生の作品をごらんいただけます。お近くの方、お天気の良い日の芹が谷公園散策をかねて、よろしければお運びください。よろしくお願いいたします。

 午前10時〜午後5時まで。3日土曜日は5時半終了、最終日4日は4時半終了です。美術館アクセスはこちら

 さて。2006年6月に、なんと66回目を迎えてしまった「 今月の一枚」。・・・なんかコワイので(笑)さわやかな初夏のイメージで推し進めていこうとおもいます。今週はお天気もさわやかそうですよね。今月もよろしくお願いします。(つづく)


6月11日(日曜日)

 先週更新しようとおもってたけど、やっぱり6月6日はなにかしてはいけないような気がして、何もしないでいたら、すっかり時間がたってしまった。先週はわりと忙しく、6月6日の日に少しうたた寝をとりながら(前の日にあまり寝てなかったので)あちこち出ていたら、とっても中途はんぱに深い眠りに入った途中で起きて、目が醒めても脳が半分寝ているような感じになってしまった。2日ぐらいたってみると、ちゃんと現実と夢の世界の区別がつくのだけど、当日はそれが曖昧な感じだった気がする。ダミアンのせいかもしれない。こわいよぅ。その後ちゃんと睡眠をとって復活した。

 さらに、6日を境にものすごく物忘れが増えて、昨日の夜にお友達と飲みに行って話をしてても「えーと、ほら、あの人」というのが多くて悲しかった。7日の朝にはMacをいじっていても、ずっと身に付いていたはずのショートカットのキーを忘れてしまっていたり、一気に危険な状態へ突き進みそうだったけど、記憶の方も少し戻ってきた気がする。

 先週は日曜日の夕方、町田にいって展覧会の作品を引き上げてきた。講習会だけでふだん会うことのない人達にあったり、ケーテ・コルヴィッツの作品展をみたりして、とてもよかった。天気もほどほどによくて、美術館の裏の木立のなかを抜けて歩くのはとても快適だった。製本講座のときは、いきは急いでいてタクシーにのったり、帰りは帰りでさっさと帰ってしまっていたので、町田の版画美術館まわりの快適な空間を味わうこともないままに過ごしてしまった。ほんとに良いところだと思ったときには、しばらく行く用事がない・・というのが、よくあるパターンではあるけど。でも、よいところだ。

 そんなわけで、町田にしばらく行く予定もなさそうなので、自分ちの近所でリトグラフ制作をがんばろう、と改めておもうのでした。作品はこれから作るのが主になるはずなので、今までになく集中的につくった作品群になる予定なのだけど、今までイメージがバラバラになりがちだったので、かえってそれがいい方向を作ってくれるのではないだろうか、と思案中。とにかくがんばろう(つづく)


6月21日(水曜日)

 昨日は久しぶりにわりと良いお天気で、窓の外を近所のねこさん達が忙しい。よく遊びに来る近所のねこが家の軒先で遊んでもらってるのを、向かいの大家さん一家からでられないねこさんが窓からうらやむ。最近このお向かいのねこさんはあんまり私に興味を持ってくれないのだけど、やっと脱出したあとは「このへんは私の庭だから!」と強力にアピールのため、しっかり私のところにもやってきて、おかげで私はぐりぐりねこ遊びを満喫したのであった。おまけにねこ母にきれいな紫陽花もたくさんもらった。

先週から今週にかけて、イラストの仕事がたてこんで、版画制作はちょっとお休み。ちょうど新しい作品にとりかかるところなので、ここでつまづいてはいけない。新作のイメージはできてるけれど、版に描き始める状態になるまでが、実際に摺る作業よりも時間がかかっている私としては、ここをクリアしなくては。いろんな考えがはいってきて、すごくいいと思っていたものが、数日たつとまったく魅力を感じないようになってしまったりする。作品を作り始めると明確に見えてくる部分もあって、悩みも次のステートへ移るような感じがするのだけど、このへんの悩みは何年たってもかわらない。

 過去の作品でも、ごくたまに思いついてすぐカタチ(版)にして、作り上げて成功した例があるのだけれど、私は何年たってもこの作業がすごく苦手なようだ。でもこの作品になるまでのスケッチ(いたずら書きみたいのも含め)は、逆に作品というカタチにならなかったものはかなりとってある。逆にすごく年数がたってふと見てみて、当時アイディアを却下してしまうほど悪いアイディアだったとは思えないものもある。実際にリバイバルして作品化されるものはまずないのだけど、でももう少しで作品にならなかったその足りなさを、何年かたって自分がみつけられればうれしいとおもうのだ。

 そんなこんなで、いたずら書きまでとってあるので部屋がかたづかないわけなんだけど。(つづく)


6月26日(月曜日)

 なんかずーーーっと梅雨な気がしているけど、ここ数日くもってるわりに雨はふらない。乾燥はしてないけど、植木に水をやったほうがいいのか? 迷いつつ、でも一日おきぐらいにあげてみる。遊びに来たねこさんをぐりぐりなでて遊んでから、版画工房へでかける。リト的にはこのジトジトは助かる。でも暑がりの私としてはとってもつらい。でも大きい作品をつくるのだ。下絵の途中までいって中断していた大きい作品を作り始めた。

 そんなことをいいながら、来月のブックフェアにまた出品するので、グラフィック・ノベルも作らないといけない。

 でも、グラフィック・ノベルの方は、昨年のような版画手製本の体裁はとらない予定。今回は出展社の意向で(私はそこにその他大勢のひとりとして、出品する)販売可能なものにかぎる、ということになったので、昨年のリトグラフ手製本のリャマのグラフィック・ノベルが盗難にあったのものあり、今年は手製本ではあるけど(手でやるしかないし・・)プリントアウトしたもので、多少量産する予定です。

 こっちももう一ヶ月もないのだった・・。ばくばく。


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