No. 69 - September 2006
gallery talk 今月の一枚


"Chimeira"(キメイラ)

ed.10, 10cm x 10cm,

Lithography, 2003年制作

9月1日(金曜日)

 9月!なのに11月の案内状もまださっぱり作っていない。作品もこつこつ作ってはいるものの、予定のぶわーっと作る!にはほど遠い。だんだん夏に何も出来なくなってきている。こまったもんだ。

 昨日は、一日出かけていて、帰り際に六本木にいって「アフリカ・リミックス展」の最終日を見る。夜型の私としては美術館もこのぐらい遅くまで開いてるのは歓迎。作品自体は、インスタレーションやビデオ展示のようなものがおおかった。なんかベネチア・ビエンナーレの国別対抗(とはいわないか・・)じゃない方の、展示みたいな感じがした。わりと見る作品はクラシカルなものが好きなので、あんまりビデオインスタレーションなどは見ても面白さがよくわからない。でも、なんか楽しげで良かった。

 なんてことより、自分の作品をつくりましょう。

あと、2ヶ月半とは・・・。(今月もつづく)


9月10日(日曜日)

 夏をだらだら過ごしまくってしまったけれど、ようやく気を取り直して活動するようになった。最近は、版画工房で銅版画、うちでリトグラフと刷り分け(?)ている。11月の個展はどうやら銅版画のグラフィック・ノベルがメインになりそうだけれど、ただでさえ工房でリトグラフ専門の人がいなくなってきているので、しっかりリトもおさえたいところです。

 前回あわててアフリカ展をみにいったのにつづいて、今回もあわてて三の丸尚蔵館に若冲など展をみにいく。たぶん皇居内にはいるのは初めてかもしれない。そんなわけで門をくぐる前から携帯で写真とりまくりだったのだが、そんなまぬけなことしていると版画工房の人に偶然会う。展示をみて、カタログかおう!と思ったけどお金がなくてカードもつかえないっていうので、一度大手町をさまよって、再びもどって、また版画工房の別の人に偶然会う。ねこもたくさんいた!どんぐりもひろった!なんかいいところだと思った。

 若冲の掛け軸も、釈迦三尊の掛け軸があってはじめて意味のある動植物図ということで、ブツ愛好家のわたしは、その一端をみていたく感激した。来年の京都相国寺の33幅ひさびさのご対面全公開が今から楽しみである。

 そんなわけで、まーだ案内状つくってませんが、がんばろうと思います。(つづく)


9月25日(月曜日)

 更新を一週間さぼってしまった。しばらく雨続きだったのが、さわやかな秋の陽気でとっても気持ちがいい。この2週間なにをしていたのかというと、個展的にいうと予定より大幅におくれながら、DMのデザインをして発注をした。

 グラフィックデザイナーとして仕事をはなれてからもう10年以上たつけれど、唯一デザイナーらしくデザイン作業に打ち込むのである(笑)。デザイナー業をしていただけに、個展のお知らせの「顔」になるDMは、ある意味版画作品よりもヘンなものは作れないという気になってしまう(だからといって、立派なデザインかといわれれば、また別の話になるけど)。そういう見せ方をコギレイにまとめたり、個展の顔見せとなるDMの見せ方にこだわるのが、アーティスト・スピリットのなせる技だと私は思っていたのだけど、一般的に(アーティスト的にともいう)いわせれば、それはやっぱりデザイナーさん、だかららしい(笑)。

 自分はアーティストとおもって制作していても、いわゆる版画家さんたちからみると、れっきとしたデザイナーさんもしくは、イラストレーターの人カテゴリーにはいってしまってるそうで、そのへんは自分ではなんともいいようがない。以前は、私のやってることはアーティストならではでしょう!と思うというか、思いたい、思ってもらいたいという時期もあったけれど、最近は、やっぱりデザイナー、クリエイターのほうが端から見て分かりやすいのかも?と思う時もある。でも、ホンモノのデザイナーさんらからすれば、個展なんかしてアーティストらしいじゃん・・といわれたりもする。結局、どっちつかず、どっちからみても「こっちの人じゃない」コウモリさんのような感じになるのかな。まあ、どっちでもいいや。

 ともかく、10月も間近でしばらくは自分の個展も含め、個展好適シーズンの到来である。さっそく今週来週に個展をする知人のDMが届いた。私もがんばろうっと。


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