家計簿はじめました。

先月、海外で暮らすお友達2組がちょうど同時期に一時帰国となって、久しぶりの再会をしました。
そして、素敵なお土産や、ちゃっかりお願いしていたブツをいただいたりしました。いつもかたじけない。

そのなかのひとつ、イタリアの家計簿!

家計簿ってどこの国にもあるとおもってたけれど、わざわざ日本語で「家計簿」とあるように、読むと「家庭の出費を管理し節約するために、日本には『家計簿』という帳簿があって云々」というような説明が。家計簿ってないんでしょうかね?じゃ、おこづかい帳も??

イタリアのネット書店をよく見に行くのだけど、実用家事部門では、日本のベストセラーお片付け本(“ときめく”やつ)の伊語版がもう数年ランキングトップにいるので、日本の知恵的なアプローチがポイントなのかもしれません。

いつからでも始められるようになってたので、ちょうど3月1日だし始めてみました。家計簿はもちろん日記も、これまでの人生でなんどもトライしては挫折してるので、自分にあまり期待をせずに、でもがんばりたい。

ちなみに、きょうの出費は、
必要項目に、スーパーでのお買い物2,687円。
オプション項目に、百均で648円。
臨時出費項目に、老眼鏡23,760円(1万円ちょっとのものを買うつもりがなぜか)。
まだ今月1日しかたってないのに、すでにもう‥‥‥。節約しなくては。

あ、あとモノタロウでph試験紙も2種類買ったんだった。
ph試験紙は、リトグラフに欠かせないアラビアゴムという薬品の酸性度を常に一定に保たねばならないので、その管理のために使います。
なのでこれは、家計費でなく、経費としてつけなくちゃいけない。

話はずれるけど、老眼鏡といえば。

これまでの人生は、さいわいにして視力だけはずっと恵まれていた。大学の集団眼科検診で「おしいっ!あと1個で2.0だったのに!!」と検査係のひとに残念がってもらえるほど、ほぼパーフェクトだった。電車の吊り広告も、いちばん小さい文字も難なく読めていた。
なので、老眼が進みがちなのはしかたない。しかし、今回の眼鏡屋さんでの検眼では、老眼はもちろん、近眼にもなっていたのである。しかも、左右ばらばら。乱視も少しまざっているとは。

よく展覧会の案内状もいただくけど、最近は本当に小さい文字をお使いの方も多くて、なんだよ若者向けかよ、とこっそりふてくされることもある。いや、そのやりかた正しいとおもうけど笑。

大昔グラフィックデザイナーをしていたので、今も自分の展覧会のDMぐらいは自分でイラレつかってデザインしてるけど、当時はまさに写植時代。もう少しくわしく言うと、写植の終わりの始まり期とMacの超黎明期のころ。なので、今のような小さい字を印刷できれいに出すことは不可能だった。それに加えて、当時なりの小さい字の使用もハードルがあった。

レコード会社で、レコードジャケットのほかに演歌のポスターなどのデザインもしていたので、小さい字を使おうものなら担当ディレクターに「演歌ファン(≒高齢者)は、そんな小せえ字はよめねえんだよ!」とダメ出しされたものだ。そして、ずっとあとになっても、自分の個展のDMつくってるだけなのに、なぜか心のなかの演歌担当ディレクターが「そんな小せえ字はよめねえんだよ!」と言い続けてきた。私も心のなかで言い返してきた。このぐらい小さくても私らは読めるんだよ!と。

しかし今となっては私も「そんな小せえ字はよめねえんだよ!!」と言わざるを得ない。
次回DM作ることがあれば、今までよりは文字大きめにしたい。
ちなみに、今のところ、個展の予定はないですが。
たぶん今年は個展はしないで、来年あたり新作中心(私にしては大きめ作品で)の個展ができればとこっそり思っているところ。予定は未定。

あさって新しい老眼鏡ができあがるので、新しい視野で、作品制作がんばろうっと。

 

2月とは

今日で2月もおわり。

ほんの数日短いだけで、あっという間感がこれほど加速するとは‥‥‥と、
毎年おんなじことを思ってしまう。

そんな今月。私は何をしてたかなあ。
思い出して「これぽっちしか‥‥‥」としょんぼりするのが目に見えている。
一方、猫たちは2月だろうが気にもかけずに、毎日一生懸命ゴハンを食べて眠って、まじめに日々を過ごしている。
見習いたい。

それで飼い主のほうは何をしてたかといえば。

ザ・スライドショー14「みうらさん、還暦かよ!」とその前夜祭、二晩つづけて横浜まで見に行きました。楽しかったなー。

そして、台所流し下の戸棚を外して棚を作っていました。日曜大工というには安易なものだけど、やはりこういう作業は楽しい。より正確にいうなら、こういう作業をするために、まずホームセンターをうろつくことがたまらない。

大して料理しないくせに、なにごとも形から入るタイプなので、おなべ揃っています。しかし、外した扉をどーしたものか。

ぼんやりしているうちに、見逃してしまう展覧会も多い。今回も、「アンデス展」「デイヴィッド・リンチ版画展」それぞれ終盤にあわてて駆け込みました。
気をつけなければ。

3月こそがんばろうっ。

あ、前回の投稿にかいた「猫用版画」など、作品の画像を一部アップしました。WORKSでごらんください。どぞよろしく。

もうすぐ猫の日

すっかり更新を怠けているうちに、2月も後半になっていたとは。
そして2月後半の目玉といえば、猫の日。うちにも猫が3匹います。なので今回は、猫たちの紹介および、猫作品について書こうと思います。

ここ最近の猫ブーム(という言い方が実はもうイヤなんだけど)、猫をお題にしたありとあらゆるものがありますが、私のやってる版画界隈でも、もちろんブームは健在。猫をテーマにした作品の展示や、猫専門のギャラリーなど、もりだくさん。

そして私も、よく展覧会をさせてもらう某所では「いや〜、橋本さん、やっぱり猫作品は強いですよ!」と言われることもあり、なるほどなー、とも思ったりして、こっそり猫作品を作ってみたりはしました。作ったことは作ったのである。説明しないとどこに猫が描かれているのかさっぱりわからん作品を。まったくの抽象画ってわけではないけど、しっかり具象的な画風でもない。猫以前にすべてが、人知れずこっそり描かれている作風のため、猫ももちろん人知れずこっそり描かれ、展示され、そして誰にもらわれることもなく家に帰ってくるのである。

そんなことはまあいい(よくないけどさ)。そこで私も考えました。これでいいのか、と。でも昨今の猫ブームの作品って、ようするに猫好きの人間のための作品でしょう?もちろん買うのが人間だからしょうがないんだけど。でも、ここまで猫ブームというなら、猫のために作品を作ろうよ!!!そして、猫に買ってあげようよ、人間のためじゃなく!!と、私はこっそり熱く思ったのでした。

そこでまた考える。猫がみて楽しいであろう作品とは。

深く考えたすえに、箱を描くことにしました。だって、猫たち箱大好きだよね。うちの猫ちゃんたちもAmazonの箱とか大好きだもの。なのでほんとは「Amazon箱」にしたかったけど展示場所でなにかと差し障りそうなので、ただの箱にしてみました。それが「La mia preferita(お気に入りの箱)」という作品です。

気に入っていってもらえたかは、ちょっとわからないけれど。

その後もカリカリの作品も作ったりしました。が、当時はよく食べていたメディファスをモチーフに、チキン味おさかな味と2作品つくったものの、その後、写真のガブリエルちゃんに食物アレルギーがあるらしいことが判明。今はロイヤルカナンのセレクトプロテイン ダック&ライスを食べているので、はやく作品も作り直さなくては。

そんなわけで、最後に猫たち紹介。
地域猫だった母猫(生後半年ちょっとで出産のヤンママ)が、授乳期のおわるころ「この子たちに餌をだしなさい」といわんばかりに、子猫4匹をうちに置いてって失踪(結局、近所でカレシと一緒に暮らしていた)。子猫のうち1匹もお母さんに合流したので、残りの3匹に餌やりつづけて早7年あまり。今は完全室内飼いにしています。
名前は、写真左からラファエルちゃん♂、上にも写ってるガブリエルちゃん♂、ウリエルちゃん♀。ちなみに、一抜けした子はミカエルちゃん♀でした。

肝心の作品については、次回もう少し詳しくご紹介しようと思います。
今後も、猫フレンドリーな作品作りを心がけていきたい。