すっかり正月気分も抜けたころになって年賀状のおはなし。
毎年のことながら作るのが遅くて、今年は切手代値上がりギリギリ当日に
やっと投函しました。
毎年、どんな年賀状を作ろうかな?と悩むのも楽しみのひとつだけど、
でも猫派のわたしとしては、犬の絵は描きづらい(笑)のもあって
いつもよく見るとちょこっと干支が入ってる、というのが定番だったものの
今年はまったく犬とは関係なく、鏡餅をモチーフにしました。
お正月、うちに飾った鏡餅は、いつもお団子など買っている
近所の餅菓子屋さんで買ったもので、
やはりスーパーにならぶパックのやつとは全っ然ちがう。
家用とアトリエ用(写真の小さいやつ)のふたつは
先日の鏡開きの日にがんばって小さく割って現在乾燥中。
数日中に揚げ餅にして平らげる予定です。
年賀状に話戻って。
年賀状は印刷ではなく、いつもリトグラフかプリントゴッコで制作していて、
プリントゴッコが製造中止になるとわかった時点で
消耗品をコツコツ買い貯めたり、使わなくなった友人が譲ってくれたり
まだまだ数年つづけられるだけの材料はそろっているものの、
ふだんのリトグラフ制作はそれほど枚数を刷らないので、
たまに自主特訓のように、100枚単位の枚数を刷りたくなります。
そんなわけで、今年は宛名面の文字はプリントゴッコ。
そして、絵柄はリトグラフとなりました。
今回は作りだしたのも遅かったのに、さらに失敗して数回やり直しました。
それなりに長くやっているので、失敗する理由も予想はついているものの、
あえて、それを力技で乗り越えたい‥‥‥と思ったりがあるのです。
そういうので、もしうまく行けば、うまくいかなくても、なにか
手応えがあれば、今後の制作にも活きるだろうとおもったものの
しかし、やはり乗り越え難く、さっさと作り変えて先に進みました笑。
成功するやり方ばかりやっても、時に失敗することはあるけれど、
でも、「うまくいくやり方」ばかりに頼るのも、それはそれで
狭い世界に落ち着くような気もするし、
逆に、こうしたらうまくいく、こうしたら失敗するという判断が
自分の中でちゃんと機能しているかを確かめたい気もしたり。
そういうのに、年賀状作りというのは向いているような気がします。
個展が目の前に迫った状態で、わざと失敗するのはさすがに怖いから。
そういうわけで、今年もどうぞよろしくお願いします。
今年の年末は早めに年賀状作りの準備しよう(と、毎年思ってはいる)。