Tiny Art Collectionに参加します。

きょう9月4日から、東京・初台でグループ展に参加します。
Tiny Art Collectionというタイトル通り、手のひらサイズの小さい作品です。

私は展示するのは写真の4作品。リトグラフ3つと銅版画1つです。

残念ながらどれも新作ではないのですが、それぞれの額縁との組み合わせははじめて。そして額縁はどれも一点ものなのです。いわば一期一会。

そして、左端の赤い作品をのぞく3点は、なんと!ブローチにもなります。

写真のとおり、棚の上に置くこともできるし、もちろん壁にかけることもできます。そして、ブローチにしてお出かけのお供にも。

ぜひ会場でお手にとってご覧いただけたらうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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Tiny Art Collection
MOTOYA Book Cafe Gallery(初台)
2019年9月4日(水)-22日(日)*月・火はお休み
13:00−20:00 *入場は30分前まで *最終日22日は17時まで
*Cafeでの展示になりますので、ワンドリンクオーダーをお願いします。

旅をしてきたポストカード(イタリア編)

おかげさまにて、夏のグループ展示「作家Zakka百貨展 vol.8」は賑やかに閉幕となりました。
猛暑のなか会場に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!

今回の展示は「WE ARE ALL TRAVELERS!」を合言葉に、
「旅」という共通テーマのある展示でした。

とはいえ、最近はすっかり旅とは縁遠いわたし。
だけど、作品だったら旅に出かけることもできるんじゃない?ということで、
リトグラフでつくったポストカードたちを旅に出しました。

旅に出たリトグラフのポストカードたちは。海外に住む友人たちの協力を得て、
「旅をして来たポストカード」として展示しました。

なにより見どころは、ポストカードたちの旅のなかま、各国の切手です。

そんなわけで、展示した切手の数々をご紹介します。
(ふたたび「旅」にでたポストカードも含みます)

まずは、イタリア編から。

*   *   *

1.

右側から(以下同)。

・コッラド・ジアキント生誕300年記念。絵は、その生地モルフェッタ(プーリア州)のサンタ・マリア・アッスンタ教会にある作品から。2003年発行。

・ジョットのスクロヴェーニ礼拝堂(パドヴァ)にあるフレスコ画「黄金門の出会い」。2003年発行

・フラ・アンジェリコのサン・マルコ美術館(フィレンツェ)にあるフレスコ画「受胎告知」。2005年クリスマス用。

・「アートのなかの女性たち」シリーズ。ウフィツィ美術館にあるボッティチェッリの「春」の登場人物から。絵はエングレーヴィング作家さんらしいリータ・モレナさんによるもの。

そして、これのいちばんスゴイのは、投函地フォリーニョの有名なお祭り「ジョストラ・デラ・クインターナ」の記念押印がついていること!

2.

・フィリッポ・リッピのサン・ステファノ聖堂(フィレンツェ近郊の町プラート)にあるフレスコ画「聖ステパノと洗礼者ヨハネの生涯」から「ステパノの葬儀」の場面の一部。2005年発行。

・同じシリーズから「聖ユリアヌスへの暇乞い」の一場面。

・(1)にあるのと同じフラ・アンジェリコの「受胎告知」。

3.

・チマ・ブーエのサン・ドメニコ教会(アレッツォ)にある十字架磔刑図より。立体的にもみえる特殊印刷の高額切手。2002年発行。

この切手を入手した時、あまりにも素晴らしくて、ついアレッツォのサン・ドメニコ教会まで行きました。ホンモノにお目にかかり、そこで磔刑図の絵葉書を購入して、この切手を貼って、自宅宛に送って大満足。ジョット切手でも、切手を手に入れたことで、スクロヴェーニ礼拝堂まで行ってみたことがあります。

4.

・イタリアンデザイン「ハイファッション」切手シリーズのなかから、ドルチェ&ガッバーナのブラジャー。他にもアルマーニとか。2002年発行。

・プライオリティメール(優先郵便、速達みたいなやつ?)用の切手。2003年発行。

・2006年のトリノ冬季オリンピック記念。オリンピックマスコット「ネーヴェ」と「グリッツ」。「オリンピックで会いましょう!」って言っている。荒川静香さんが金メダルのとき。切手は前年の2005年発行。

・「道路安全」切手。シートベルトの背景はいろんな道路標識に彩られたイタリア。2004年発行。

5.

・自動車月刊誌「クアトロルオーテ」(四輪という意味)創刊50周年記念。赤い車は、アルファロメオ・ジュリエッタ。創刊号の表紙そのままらしい。2006年発行。

・アリナーリ兄弟社創業150周年記念。世界最古の写真アーカイブの会社らしいけど。なんで自転車に乗ってるかはわからず。

・「エウロパリア」という欧州持ち回りで開催されてる文化芸術イベントのイタリア開催記念。ジョルジョ・モランディの絵。2003年発行。

・(4)と同じオリンピック切手。

6.

・パニーニ社が発行しているサッカー選手のトレーディングカード(プロ野球選手カードみたいなもの?)雑誌の創刊45周年記念。2006年発行。

ちなみに、下の写真はイタリアに住んでた友人が昔くれた、ヨーグルトのおまけについてたというサッカー選手マグネット。これもパニーニ社によるものでした。ちょうどワールドカップ優勝したころの黄金期のアッズーリなのかな。

*  *  *

イタリアからは、友人や友人のご家族までみなさまにご協力いただきました。
本当に皆さまありがとうございました! 
Vi ringrazio tanto da cuore!! Questo progetto non è stato compiuto senza di voi.

photo by Matteo


アメリカのハワイ、シアトルから来たものにつづきます(近日中に)。

「作家Zakka百貨展 vol.8」に参加します

毎年盛夏の恒例となったグループ展に、今年も参加します。
会場も、いつもの東京大森の葡萄屋ギャラリー。
8月2日(金)から11日(日)まで、大森の葡萄屋ギャラリーにて(詳細は下のほうに↓)。

この展覧会は、その名のとおり、いろんな作家さんたちが、本気で遊び心を持って作る雑貨がたくさん。版画家が多めではありますが、私もリトグラフを使いつつ、いろんな雑貨を楽しく作りました。

そして、今年のテーマは「旅」。WE ARE ALL TRAVELERS! です。

ということで、今年の私の雑貨は、リトグラフと各国の切手が楽しめるメールアート、題して「旅をしてきたポストカード」!

イタリアやハワイ、シアトル、スペインを旅したリトグラフのカードたちが、トランクのかたちをした、両面から見られるフレームにはいっています。

どういうことかというと。

リトグラフで作ったこのポストカードたちを封筒にいれて、海外に住む友人たちへ送り出します。受け取った彼らがそのカードをとりだし、郵便ポストに投函してくれて・・・日本に帰ってくる、というわけです(一部まだ帰ってこないけど笑)。

そこで大事なのが、切手。

今回は、その切手たちも見どころのひとつ、と言うより、これこそ見ていただきたいー。切手のちいさなアートの世界を。

というのも、わたしは切手が大好きで、これまで数少ない海外旅行にいくたびに郵便局であれこれ切手を買いあつめていました。今回はそのコレクションを中心に使っています。もちろん、友達にもらったもの、友達が現地で切手を貼ってくれたものも。ほんとうに、各地のお友達のご好意なしには成し遂げられませんでした。わたしの思いつきにみんな快く付き合ってくれて。ほんとにありがとうっ。

たとえば、こちら。

これは、イタリアのフォリーニョに住む方にお願いしたものだけど、なんと現地の有名なお祭り「Giostra di Quintana」の特別消印を押してもらっています。

切手は、以前わたしがイタリアで買った、スクロヴェーニ礼拝堂のジョットの作品や、フラ・アンジェリコの「受胎告知」の切手など。(宛先はわたしの自宅あてのラベルを貼っていましたが、それは剥がしてあります笑)

切手を見るだけでも楽しいので、近日中にひとつひとつ切手紹介をする予定。

そして、もう一つの作品は「旅するノート(役に立たないイタリア語会話集つき)とカバー」。

イタリア語の、あまり役にたたなさそうな会話文が、ノートのところどころにいたずら書きのように入った、実用性のある?ノートと、そのカバー。

カバーは、ノートを使い終わったあと、文庫本カバーとしても使えます。ノートの表紙や、カバー内側は、リトグラフで刷ってありますよ。ぜひ会場でお手に取って見てください。

そんなわけで、ながーーい梅雨のあとの酷暑の日々ではありますが、無理のない範囲で、ぜひぜひご高覧いただけるとうれしいです。もちろん、いろんな作家さんたちのいろんな雑貨で楽しめること請け合い。ギャラリー1階の喫茶では美味しい紅茶もいただけます。

どうぞよろしくおねがいします!!

《展覧会詳細》
作家Zakka百貨展 vol.8
2019年8月2日(金)−11日(日)
11;00−18:30(最終日は16:00まで)
*月・火は休廊です!

葡萄屋ギャラリー arts + cafe
東京都大田区3−29−3 tel. 03-6429-7331